●金属アレルギーについて
金属アレルギーは、その金属に含まれる金属イオンが汗などで溶け出して
体内に入り、身体が異物と判断した時の拒否反応として
皮膚がかぶれたり炎症を起こしたりする症状です。
金属アレルギーを持っていない人でも、その金属イオンが蓄積されると
突然アレルギーを起こしたりします。
また特定の金属でアレルギーになった場合、
その金属のアレルギーを持ち続ける事になり、何度でも発症します。
ボディピアスでは、金属を身体に入れる行為ですので
イニシャルピアス(ファーストピアス)選びはとても重要な要素と言えます。
●金属アレルギーの症状
皮膚(とくにホール付近)に、かゆみやかぶれを起こし
リンパ液が出つづけ、ジュクジュクした状態になります。
よく「ホールが治らない」と言う人がいますが、
まず金属アレルギーを疑ってみてください。
●アレルギーになりやすい金属
コバルト、ニッケル、金、スズ、インジウム、パラジウム、
バナジウム、亜鉛、クロム、鉄、アルミニウム、プラチナ、銅、銀
ボディピアスによくある素材
●サージカルステンレス(医療用ステンレス)
鉄がべ一スで、クロムまたはクロムとニッケルを加えた合金。
まず最初に、医療用ステンレスやサージカルステンレスという規格は存在しません。
ステンレスの中でも極力ニッケルの少ない物が医療用として使われています。
(ニッケルはアレルギーを起こしやすい為)
サージカルステンレスと称して売られているステンレスのピアスでも
ステンレスの種類によってはニッケルの含有量で
アレルギーを起こす物もあると思います。
(銀色なのでシルバーと間違う人もいるようです。)
●ニッケルフリーステンレス
ニッケルを極端に押さえたステンレス。
ヨーロッパでは金属アレルギーが深刻化し、
医療用ステンレスでも極端にニッケル含有量を少なくしたステンレスで
国内でも製産されているようですが、
海外ものとはニッケルの含有量が違うようです。
●純チタン・チタン合金
軽く、生体親和性に優れている金属。
純チタンのものは少ないと思います。
ニッケルを含まず、アレルギーがでないとされていますが
高価なのと、チタン合金では一部ニッケルが入ったものもあるようです。
●ホワイトゴールド
純金にパラジウムを加えた合金でプラチナとは別物。
プラチナよりも明るい発色で変色もせず価格も手頃。
ホワイトゴールドでも若干のパラジウムやシルバーを含んでいるため、
アレルギーが出ないとは言い切れません。
●チタンコーティング
ステンレスにチタンをコーティングしたもの。
チタンでコーティングをし、ニッケルが溶け出ないようにしたもので
着色もできる為、カラフルなピアスがあります。
チタンコーティングされてても、飾りなどがシルバーで出来たものでは
意味がありません。
●ニオビウムコーティング
ステンレスにニオビウムをコーティングしたもの。
上記チタンコーティングと見た目は近いのですが
耐アレルギー性については、今のところ分かっていません。
●金(14K、18K)
純金に銀、銅などを加えた合金。
昔から腐食せず、耐アレルギー性の高いと言われていますが
ニッケルをわずかに含有し、アレルギーが出ないとは言い切れません。
18Kでアレルギーを起こしている方が非常に多いです。
純金は柔らかくピアスには不向き。
●金メッキ
ファッションピアスに多く見受けられます。
金メッキの定着をよくするためにニッケルが使われている場合が多いです。
とくに、色艶が悪くなったものは下地の金属のアレルギーも心配されます。
一番アレルギーが心配されるピアスです。
●シルバー
純銀に銅などの他の物を加えた合金
加工が簡単な為、色々なデザインが出来るシルバーですが
変色や変質しやすく、耐アレルギー性も低いのでボディピアスには不向きです。
チタンのピアスでも飾りなどの部分がシルバーですとアレルギーを起こします。
(銀色なのでステンレスと間違う人もいるようです)
●透明ピアスやアクリルなどの樹脂ピアス
耐アレルギー性も高く、軽くてカラフルで安価ですが
滅菌ができないのと、傷付きやすい素材ですので
イニシャルピアス(ファーストピアス)には不向きです。
また、透明ピアスは着け続けると汚れを吸い込んでしまい
不衛生になり炎症を起こしやすいので一時的な使用しかオススメできません。
金属アレルギーは個人差があり誰もが発症するものではありませんが、
先にも述べましたように、ボディピアスは金属を身体に入れる行為です。
とくに開けたばかりのホールには、そのピアスがどんなもので、
アレルギーが出ないかどうか、
飾りなどの素材は何なのか知る事が重要です。
また、ホットソークでも汗と同様に
金属イオンが溶け出してしまいますので注意が必要です。 |